オメガ9-オリーブオイルはやっぱり健康にいい!
オメガ9とは
オメガ9とは、非必須脂肪酸の一つです。必須脂肪酸といえば、オメガ3やオメガ6が代表的ですよね!ただ、オメガ3・6と違い、オメガ9は加熱による『酸化に強い』という特徴があります。健康重視の人は、必見のオメガ9の特徴について、みていきましょう!
その前にオメガ3・オメガ6が気になる人は下のリンクで理解してからだと、スムーズに理解できるかもしれません。('ω')ノ
具体例ー分子
C18~24の炭素鎖
炭素鎖としては、長鎖脂肪酸に分類される炭素数です。したがって、中鎖脂肪酸がもつ、低血糖状態での脂肪燃焼効果は無いですが、日常使いには、非常に扱いやすいし、手に入れるのも簡単ですよね。
慣用名:組織名
オレイン酸:9-オクタデセン酸 (C18)
エイコセン酸:11-エイコセン酸 (C20)
ミード酸:5,8,11-エイコサトリエン酸 (C20)
エルカ酸:13-ドコセン酸 (C22)
ネルボン酸:15-テトラコセン酸 (C24)
酸化されにくい理由
理由については、文系の方には難しいと思うので、読み飛ばしてもらっても構いません。ことの本質は、「オメガ9は健康効果が期待できる」ということなんでね!
それでは、理系に皆さん、理由と致しましては、そもそもオメガ9とは、一般にC-C二重結合がω-9位(脂肪酸のメチル末端から9番目の結合の意味)にあるものを指しており、メチル末端から離れれば離れるほど、酸化されにくいですよね。比較対象はオメガ3やオメガ6と比べてですが。なので、比較的に加熱による酸化に強いというわけです。
具体例ー食品
やっぱり、オリーブオイル!
オリーブオイルの組成は、オレイン酸75%、パルチミン酸15%、リノール酸10%です。保存方法としては、紫外線を避け、冷暗所で保管してください。(加熱による酸化には強めですが、紫外線劣化は当然起こします。)
主な効能としては、活性酸素を抑えてアンチエイジング、悪玉コレステロールを減らし、さらに便秘改善効果もあります。また、オリーブオイルに含まれる、オレオカンタール(イブプロフェン類似物質)は、オメガ6のアラキドン酸の炎症作用をブロックする効果もあります!
えっ!ゴマ油も?
ゴマ油といえば、オメガ6も多かったような…と思った方、正解です。オメガ6のリノール酸とオメガ9のオレイン酸の半々でほぼ構成されています。とはいえ、オレイン酸がオメガ6の炎症作用をブロックする可能性もあります。当然条件によりますが。
結論
加熱料理には、オメガ9!
身の回りに加熱されたオメガ6で溢れる世の中になってしまった現在、加熱料理には、オメガ9比率の高いオイルを使用し、炎症性疾患を導かない、健康的な身体を目指しましょう!
ではでは(^o^)